中野そういち、仕事の流儀。

そーゆー農園は正直周りから比べると小さいです。

1玉1玉にかけられる愛情と手間には限界があり、それを超えると仕事が雑になってしまうからです。

もちろん下げ止まりは設けて、自分の生活は確保する分はがんばりますが。

ウチの農園では近代化農業の効率化、産業化、大規模化とは逆行し、毎年少しづつ規模が小さくなっていってます。

松本市 波田 スイカ そーゆー農園



少なければその分一株に手間ひまかけられますし、自己満足かもしれませんし、それがおいしさに直結するのかわかりませんが、気持ちに余裕ができてギスギスしないで納得のいく仕事ができます。

やっつけ仕事や、とりあえずやった仕事は、観察もおろそかになりがちで、得られる正確な情報も少なく、次に繋がる大切な事を見落としてしまいます。

そーゆー時は、いつも気持ちが焦っていて、イライラしていて…

これでは愛情を込めてつくりましたとは言えないと思います。

人それぞれ価値観が違い、このやり方が正解かどうかわかりませんが、自分には合っているやり方だと思っています。

仕事に対しての熱い情熱を維持できる自分なりのやり方です。

仕事へのこだわり

こだわりに縛られていたくないと言うか、

こだわりを売りにして、ありきたりで、胡散臭くなりたくない、と思っています。

おいしさは波田の土、水、空気が素晴らしいから

野菜が居心地が良く、生き生きと素直に育つのでおいしいのは当然です。

人間にできることなどは、ほんの少し手助けやお世話をしてあげられるくらいです。

決して自分がこだわって作ったからおいしいとは言うつもりはなく、 そう思ってしまった時は 心がおごり高ぶっていると、 自分を抑えて戒めなければならないと思います。