【すいかの豆知識】スイカを美味しくキレイに切る方法、冷し方、保存方法など

意外と知られていないスイカの切り方などの豆知識をご紹介します。

大きなスイカをご家庭の包丁で切る時は、半分包丁を入れて、次に反対側からも入れますが、

中心がズレてしまうと、断面が段違いになったりして、綺麗に切れないことがあります。

半分保存したり、おすそ分けする時にも、見た目が良くないですよね。

すいかの豆知識。すいかの切り方、冷やし方など
段違いになった断面


スイカをきれいに真っ二つに切る方法。

1.スイカを裏返して、底の窪みに長めの菜箸を刺します。

2.包丁を菜箸を目安に両側から入れると、綺麗に半分で切れ、断面も美しいです。

種の部分が見えないように切る方法。

スイカにはたくさん種がありますが、切った断面にたくさんの種があると見た目が良くないですよね。

お客さまにお出しする時や、ご近所におすそ分けする時などはなるべく種が見えない切り方をしたいものです。

黒のしましま模様のところは、種が集中しているところです。

種は模様の黒い部分に沿って中心から放射状に入っています。

切る時に黒い部分を避けて切るようにすれば、断面から種があまり見えません。

逆に一人や家族で食べる時には断面に種が来るようにすれば、種を取りやすいですね。

用途に応じて切り方を変えてみましょう。

何個に切っても同じ甘さになる切り方

スイカは中心部が一番甘いです。

切り分けるときは、すべてのスイカに甘い中心部分がくるように中心から放射状にカットすると良いです。

1.縦半分に切ります。

すいかの切り方

2.半分を縦に数等分に切って、好みの幅にします。

すいかのおいしい切り方

3.スイカを真上から見て中心を斜めに切ります。(中心=一番甘い)

スイカの甘い切り方

4.この時点でとんがりが一番甘い部分になります。あとはとんがりから切っていき、好みの大きさにします。

プロが教えるスイカの切り方

5.とんがりを切っていけば何個に切り分けても同じ甘さになります。

すいか農家が教えるスイカの切り方



大きなすいかの冷やし方

冷やす時に冷蔵庫に入らないことがあります。

また、スイカ割りやアウトドアなどで、スイカを丸ごと冷やしたい時もあります。

そういう時はバケツや、シンクにスイカが半分くらい浸かるくらいに水を張り、上に濡れたタオルをかけ、水をチョロチョロ流しかけておくと、よく冷えます。

【豆知識1】すいかは中心部分が一番甘い理由

中心部が甘くなっているのには理由があります。

本来、すいかは、鳥などに種を食べさせて、糞などと一緒に種子を運ばせます。

中心部分がおいしいのは、外側から実を食べる鳥たちに、中心までたくさん食べさせて、より多くの種も一緒に食べさせるためなのです。

【豆知識2】黒と緑の模様にも理由がある?

実はあれは、種子を鳥に食べて運んでもらうために、遠くからでも鳥に見つけてもらいやすくする為なのだそうです。

道路工事の黄色と黒と同じ、「注意色」の役目があるんです。

逆に農家は鳥たちにスイカが見つからないように、また近づかせないためにいろいろな工夫をしています。

スイカの本能的には鳥たちを呼び寄せたいのですね。