もったいない!?摘果の意味
こんにちは!
そーゆー農園のそーちゃんです。
そーゆーすいかは現在、摘果作業に入ってます。
雌(め)花すべてに人工授粉をしても、失敗することもありますし、 大成功ですべてに実がついてしまうこともあります。
着果しなかった場合は、次の雌花が咲くのを待つことになります。
では、交配が成功してたくさん着果した場合はどうすれば良いのでしょう?
着果し過ぎた場合、摘果はとても大切な作業になります。
まず、摘果しないとどうなるかと言うと、たいていは1つ1つの実の大きさが小さくなってしまいます。
摘果して残した実に集中して養分を回さないと、つけた実の分だけ養分が分散してしまい、 実が大きくならずに肥大が止まり、そのうちに熟してしまいます。
摘果せず養分が不十分な実は、肥大しないばかりか味も悪いことが多く、皮が厚かったり、形が悪いことも…
甘くて美味しいスイカを収穫するには摘果は怠る事ができません。
摘果するタイミングですが、 大玉スイカの場合摘果は、大体直径10cmくらいの大きさで実施します。
小玉スイカの場合、実が直径5〜6cmくらいの大きさが目安です。
摘果する実と残す実
そーゆー農園では、 基本、1株につき2果残して残りは摘果します。
1株に1果だと大きくなりますが、空洞果と言われる実にスが入ってしまう確率が高くなります。
では摘果対象ですが、まずは、外見で悪い形のもの 傷やアザミウマと言う虫に食われてしまったものは摘果です。
もう一つ注意深く見るポイントとして、2果残すので、その2果がなるべく交配した日にちが同じか、近い日のものを残します。
例えば、交配初日に1果交配して、そのあと交配成功した果が 5日後に2果あったとすると 大きさに結構差が出てしまいます。
デコボコなコンビにしてしまうと小さい方はしぼんで消滅してしまう可能性があるんです。
大きくなっていて、もったいないのですが、大きな1果を摘果して、小さい2果を残すと言う事もします。
あとは着果した節位ですが 22節目くらいの雌花は充実していて、着果した実も良いものができますので、優先的に残すようにします。